千葉大学 千葉大学大学院社会科学研究院・法政経学部
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法学コース

Major in Law

法学コースとは

 関東の国立大学で法学を学べる学部・学科は、実は、あまり多くありません。その中で法学コースの前身である法学科は、学部の一部でありながら、教育・研究の水準において他大学の法学部に引けを取らぬ実績を誇ってきました。新たに生まれた法学コースは、社会と入学者のニーズにより一層応えるため、さらなる進化を遂げます。

法律の専門家とオールラウンダーの養成

 伝統的な法学教育では、弁護士といった法律の専門家になることを予定した、専門性の高い授業が学生全員に行われてきました。ですが、すべての学生がそのような希望をもっているわけではありません。また、伝統的な講義形式の授業では専門知識の伝授に限界があります。そこで、法学コースは、専門性の高い法学教育を希望する学生とそうでない学生の両者のニーズにより実質的に応えられるカリキュラムを用意することにしました。

基礎の確実な修得

 学部卒業後にどのような進路につくにせよ、基礎を確実に身に付けることが法学修得の第一歩となります。しかし、伝統的な法学教育は大人数での講義形式の授業が中心となるため、基礎を十分に身に付けられないために、法学修得を断念する学生が生まれやすいという弊害をもっています。そこで、法学コースでは、2年法学演習という少人数での授業を通じて、より確実に法学の基礎を身に付ける機会を提供します。

法律専門職に就くために

 弁護士・裁判官・検察官等の法律専門職や、法学研究者、あるいは公務員総合職を目指す学生に対して、一定の要件の下で3年早期卒業が可能となる「法曹コース・プログラム」を2020年度より開設しました。このコースは、千葉大学法科大学院と連携し、最短で学部3年間+法科大学院2年間の併せて5年間で司法試験受験資格、最短約6年で法曹資格を取得することを可能とします。このコース独自の科目として、法学の専門性を深め、少人数教育により集中的に法を学ぶための「応用法学科目」を提供しています。

即戦力の万能な社会人になるために

 法学を中心に勉強しながら、経済学等の隣接学問をより広く・深く学ぶことで、法的な視点から社会の様々な問題を分析・解決する能力を高いレベルで身に付けてもらいます。また、3・4年次生には法学演習という10名程度の学生と教員との間でのディベート形式の授業も提供されます。これらによって、幅広い社会科学の教養と高い対話能力を身に付けた法学修得者という、現代社会で強く求められながら、伝統的な法学教育では養成しにくかった人材を育成します。

カリキュラムツリー

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