千葉大学大学院社会科学研究科 金融経済アナリストプログラム
社会人学生の感想
感想1
氏名: 匿名希望
年齢: 50歳台の前半
職業: 大手IT企業の管理職
社会に出てからも数学の勉強(職務とは無関係)を続けており、暫く前からは金融数
理も独学していた。たまたま、千葉大(院・経)が、社会人でも卒業可能、理系(経済
学の素養なし)も受入れ、能力基盤の育成重視 を掲げて院生募集していたので、軽い
気持で受験した。転職の希望やキャリアアップ指向とは無関係である。
何とか入学したが、経済の勉強には苦労している。大量の宿題に辟易しているが、
おかげで少し経済が分かった。役に立ちそうでもある。ただ、1年目は一般的必修科
目が多く、私の目的とする金融数理が少ない。院の制度上しかたないが、バカ正直す
ぎる気もする。
経済系の数学教育は改善の余地が多い。かなりの数学が必要とされるのに、学部に
も院にも系統的な教育がない。記号テンコ盛りの経済数学を腕力で振り回すと、息切
れする。(高級数学の核心を平易に洗練し、金融数理を鮮やかに展開すれば、学生が
集まる。問題は、実行が大変で、学生がひ弱になる?)
夏疲れ、宿題疲れで不満を書いたが、トータルには満足している。千葉キャンパス
通学が多くなれば、親近感も増大する。当面は、単位を揃えて修士の卒業であるが、
できれば博士課程にも進みたい。埼玉大が社会人向け博士課程を開設する、と新聞に
書いてありました。
感想2
氏名: 岡山昌宏
年齢: 30代前半
職業: 商社勤務
- 受講した感想
初めて経済といわれるものを勉強しましたが、思ったよりかなり難しいです。難
しいと思うのは、理解力の欠如はもちろんですが、数学の理解が決定的に欠けている
ことが大きいと思います。数学が理解できていれば、もう少し課題が解けるとので
は、と自分では思ってます。また、一方で経済が非常に身近なものなので(興味があ
る分野なので)、もう少し理解できるレベルになれば、面白くて仕方がない学問だと
思います。面白くするためにも、数学の理解が不可欠と自分では思っています。
- 受講して役立ったこと
日本経済新聞がかなり読めるようになりました。半年前の自分と比べて、格段の
進歩だと思います。
- 補講に希望すること
すでに、半年も過ぎてしまったので、いまさらの感がありますが、数学の強化補
講をやっていただきたいと思います。他の受講生との理解力の差があまりにあるの
で、全体の中ではなかなか実効性があがりませんので、たとえば、平日に希望者(で
きない補講者)を集めて(金曜日であれば、西千葉でもかまいません)やっていただ
ければと思います(もちろん、できれば、です。いつも勝手言ってすいません)。
- その他
本来であれは、マクロ、ミクロ、数学に関わらず、自分で他の文献を読むなどし
て、自主的に理解を深めるべきですが、実際には、課題を消化(実際は解けてないか
ら、消化してない)するのが精一杯で、他に手が回らないのが実状です(時間がない
のは、あくまで自分の問題ですが)。
なお、補講自体には何の不満もありません。先生方々には、お忙しい中、非常によ
くしてもらっていると思っています。この場を借りて、お礼申し上げます。
感想3
氏名:伊東昌文
年齢:30代前半
職業:証券会社勤務
- 講義を受講したことがどのように役立っているか
私は証券会社に勤務し、個人投資家を対象とした業務に従事しています。最近は特
にそうですが、株価が下落するとお客様はだんだんとヒステリックに不満を言う方も
中にはいらっしゃいます。そのようなときに以前であれば上司から聞いた話や同僚か
ら聞いた話を要約してお客様に説明するだけということも少なくなかったわけです
が、この半年間、講義を受けて宿題もこなしてきたことで、お客様や会社の上司、同
僚とは違った角度でマーケットを見る目ができ、その見たことを自分自身の言葉で理
路整然と解説することが出来るようになったのではないかと思います。例えば、「あ
る事象がこうなればこうなるからこうなるだろう」といった考え方の組み立てが出来
るようになってきたといえばわかりやすいかもしれません。
- 後サテライト講義に何を求めたいのか
社会人学生はそれぞれ、日々の業務を遂行していく過程で、徐々にできたものを研
究テーマにしている方が多いのではないかと思います。最終的にはそれを、担当教授
の指導のもと論文にまとめ、提出するわけですが、今の時点では、あまり考える余裕
も無いのですが、本当に出来上がるのかどうか漠然とした不安があります。私自身、
平日の4時とか、土日であれば千葉本校へ行くのは可能ですので、そのような時間帯
においてゼミナールなどがあれば参加できます。しかし、自宅や職場が遠かったり、
仕事が忙しいという人のほうが多いはずなので、あまり現実的な話ではないと思われ
ます。
また、基本的に社会人ですので、一般の学生と比べると学習時間についてはどうし
ても制約があります。しかしながら、せっかく大学院に入学し、体系的に勉強できる
機会を得ているのですから、やはりレベルは落としてほしくないと思っています。
感想4
氏名: 菅家和雄
年齢: 30代後半
職業: 証券会社勤務
- 前期の講義を受けて
理論的な講義を行なう、という印象を受けました。後期も、実務的な講義よりも前期
のような理論的な講義を希望します。実務と理論の融合は個人の問題だと私は考えて
おり、この部分は質問やその他の方法でカバーして行きたいと考えています。
- 個人的な反省
基礎ミクロ経済については課題をこなすだけで精一杯で、十分な復習が出来なかっ
た。
- どのように役立っているか
関連するレポートを読む場合や業務にあたる場合は、前期の講義を思い出し、一旦そ
のフィルターを通すように心がけています。その結果、例えば各種レポートの内容に
ついてIS-LM分析の観点から議論をする機会が増えています。
- 今後希望すること
青山先生が研究しているネット講義システム?が一刻も早く完成することを希望しま
す。(単位とは関係なく、他の講義を聞いてみたいと思っているため)また、前期に
2回程行われた質問の時間を後期はもう少し増やして頂けたらと思います。
感想5
社会人(男性)
授業に関しては非常に有意義なものであると感じております。自らの準備不足や
フォロー不足により今一歩ついて行けていない部分もありますが、しっかりとついて
いけばかなり今後も役に立つのではないかと思っています。経済数学や統計の場合で
すと、ボードに数式をどんどん書いていく形の講義になってしまうのですが、やはり
ノートに書き写しているだけで先生の話を聞いている余裕がないので、この点は改善
の余地があるのかなと思います。
また、講義がどのように役立ているか、という点に関しては日々の相場予測や様々
な経済事象に対する的確な解釈・予測・対応に役立っていると思います。マーケット
には恣意的な情報や不適切と思われる解釈があふれています。そういったものに惑わ
されないようにしたいと思っています。
講義に求めるものは、実際の社会でその知識をいかに活かすか、という応用分野で
す。多分、これからやると思うのですが。
感想6
氏名:匿名希望
年齢:20代後半
職業:監査法人勤務
大学時代数学をやっていて、経済については知識はほとんどない状態で入学し、宿
題等大変でした。ただ、期限がついてますと、今までは忙しいことを理由にやってな
かった勉強もするようになるので、大変ですが充実感は非常に感じます。(まぁ、忙
しいことを理由に期限を守らないことはあることは目をつぶって下さい。)
それと勉強とは直接関係ないのですが、会社と家庭の他に新しい世界が一つ出来た
ことが一番の収穫です。今まで気付かたなかったのですが、これはサラリーマンに
とって大変うれしいことだと思います。
機会を与えて頂きましてありがとうございます。今後とも宜しくお願い致します。
感想7
氏名: 匿名希望
年齢: 20代後半
職業: 研究所勤務
民間エコノミストとしての仕事の性質上、ややもすると現実の統計や政策的な動き
に目を奪われ、経済動向の本質を見失いがちですが(多くの民間エコノミストがそう
ですが)、講義の中で掘り起こされる経済学的知識により経済動向を把握する上での
モノサシをブラッシュアップすることができ、非常に役立っています。
今後のサテライトでは、経済政策面でも経済学的バックグラウンドが求められる話
が増えてきておりますので(インフレ・ターゲット論等)、そのようなトピックのア
カデミズムにおける議論の背景、学説的な解釈をご紹介頂けたらと思います。
感想8
氏名:多賀三知人
年齢:30代前半
職業:研究所勤務
- 講義を受講したことがどのように役立っているか
主に金融機関を顧客として、データ解析およびシステム開発を行っています。
仕事と関連する知識を体系的に学ぶことにより、自信を持って顧客の要求分析を
行うことができます(基礎を学んでいる途上なので、今後レベルを高めていきた
いと思います)。
- サテライト講義に何を求めたいのか
現在学んでいる基礎に立脚して、最近の議論に対し自分なりの理論展開ができる
ようになりたいと希望しています。話がわかったつもりになっている現在の状況
から抜け出し、理論を使いこなせるレベルに到達できるように、適切なアウトプ
ットの機会を与えていただきたいと思います。