平成16年度 法経学部 公開講座のお知らせ
平成16年3月27日公開  10月2日更新

 だれもが安心・安全な生活を望んでいますが,それらが揺らいでいるような事態がつぎつぎと発生しています。医療ミス,食品や薬品をめぐる不安,児童虐待 や家庭内暴力などの惨事,警察官の不祥事や警察行政の不透明さなどのニュースが,新聞,テレビに登場しない日はないといっても言い過ぎではありません。な ぜ,いま,こうした事態が頻発するのでしょうか。今年の公開講座では,市民生活に深く関係する法と社会のシステムに社会科学的メスを入れ,問題の構造的背 景を考えてみようと思います。またそれを通じて,市民生活に安心と安全を取り戻す方途を皆さんとともに探っていきたいと考えます。
 第1回では,医療過誤をめぐる法的諸問題,薬品の安全と副作用に関する薬学的諸問題について論じます。
 第2回では,日本の食糧の輸入自由化と食品の安全性との関連,食の安全をめぐる行政的諸問題について考えます。
 第3回では,児童虐待や家庭内暴力の頻発の社会的背景や法的諸問題,それら問題への自助をうながす取り組みについて論じます。
 第4回では,相次ぐ警察官の不祥事に含まれる問題,警察行政の不透明さなどについて,市民生活の安全という観点から考えます。

 多数の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

1 論題
 「あなたの暮らしは安全ですか?――法と社会を問い直す」

2 会場
千葉大学 総合研究棟マルチメディア会議室 2階
地図はこちら=23番の建物

3 日程
  10/16(土)「医療と薬品」
植木 哲(法経学部教授)
上田 志朗(本学大学院薬学研究院教授)

10/23(土)「食の安全」
稲葉 弘道(法経学部教授)
新藤 宗幸(法経学部教授)

10/30(土)「児童虐待と家庭内暴力」
後藤 弘子(本学大学院専門法務研究科教授)
野本 律子(Saya-Saya (DV自助グループ))

11/13(土)「警察の改革と市民生活」
村山 眞維(法経学部教授)
小林 道雄(ジャーナリスト)

4 時間
いずれも13時〜16時

5 募集定員
100名(定員になり次第、締め切らさせていただきますが、まだ余裕アリ)

6 お申し込み方法
「はがき」で住所・氏名・性別・年齢・職業・電話番号を記入し,下記送付先にお申し込みください。

263-8522 千葉市稲毛区弥生町1−33
千葉大学法経学部学務第二係
「公開講座申込係」

7 受付期間
平成16年10月8日(金)まで

8 受講料
7,200円