「平成11年度 千葉大学公開講座」のお知らせ
国際化時代と私たちの暮し
平成11年9月18日(土)〜12月4日(土)
会場/千葉大学法経学部106講義室 募集定員/150名
主催/千葉大学 後援/千葉市教育委員会
応募方法:
「往復はがき」で住所・氏名・性別・年齢・職業・電話番号を明記の上、下記の送付先にお申し込みください。
送付先:
〒263−8522 千葉市稲毛区弥生町1−33
千葉大学法経学部学務第二係
電話 043(290)2351
受付期間:平成11年8月16日(月)〜8月31日(火)
受講料 :6、500円
今年度の千葉大学法経学部の公開講座は、「国際化時代と私たちの暮らし」が標題です。「国際化」という言葉が使われ始めてから相当の時間が経っています。しかし、わが国を取り巻く世界の状況は刻々変化するので、私たちは「国際化」の中味を、その時々、新たに考え直さなければなりません。
最近起こった世界的規模の変化には、たとえば遺伝子操作など生命科学の進展や、インターネットを使った国際通信の発達などの技術変化と並んで、冷戦終結にともなう地域主義の台頭、金融自由化など、政治経済上の制度的変化があります。最近のこれらの変化が私たちの暮らしに及ぼす影響について、改めて考え直してみませんか?
まず第1回は、ガット(GATT)に替わる世界貿易機構(WTO)の貿易ルールや、遺伝子組み換え作物・食品の開発が、わが国の農業や産業に及ぼす影響について考えます。「国際化」をモノ(貿易)の側面から考察します。
第2回は、金融自由化、金融ビッグバンの問題が主題です。これは、先進国で貯蓄残高が増加すると同時に、国際通信が急激に安く、かつ容易になったために発生した問題です。「国際化」をカネ(金融)の側面から考えます。
第3回は、日本、特に地元千葉に住む外国人の暮らしに着目します。「国際化」をヒト(人的交流)の側面から再考します。
最終回は、外国に関する情報について考えます。モノ・カネ・ヒトが移動すると、それにつれて情報が伝わります。「国際化」を情報の側面から考察します。
今年度の公開講座は毎月一回づつ開講します。皆様のご参加をお待ちしております。
日程、講演等及び担当講師
9月 18日(土)
12:00〜12:30 受付 12:30〜13:30 開講式
13:00〜16:00 日本の産業は生き残れるか? 司会 井内正敏助教授
農業・農政を取り巻く国際情勢 農林水産省海外情報室長 渡部 靖夫
わが国の貿易・海外直接投資の最近の特徴 日本貿易振興会輸入促進課主任 真鍋 竜日郎
10月16日(土)
13:00〜16:00 ヘッジ・ファンドは暮しにどんな関係があるか?司会 井内正敏助教授
中央銀行から見る東京市場 日本銀行考査役 福田 一雄
外国金融機関から見る東京市場 メリル・リンチ・ジャパン副会長 中川 洋
11月20日(土)
13:00〜16:00 千葉は外国人に住みよいか 司会 岡村清子助教授
外国人を取り巻く法律 千葉大学法経学部長 手塚 和彰
外国人が日本に居住すること 文化女子大学教授 ヴィルフリート・シュルテ
(元ドイツ大使館広報担当参事官)
千葉県でのカウンセリングを通してみた外国人 千葉県庁外国人カウンセラー 青木 靖子
千葉県留学生の視点 千葉大学法経学部講師 西田 弘次
12月4日(土)
13:00〜16:00 外国に関するマスコミ情報はどこまで信頼できるか?
司会 石田 憲助教授
旧ユーゴスラビアの場合 千葉大学法経学部教授 岩田 昌征
イスラーム世界の場合 千葉大学文学部助教授 栗田 禎子
16:00〜 閉講式