Major in Politics and Policy Sciences
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本コースは、社会科学諸分野の教養のうえに、思想的な基盤に立脚しつつ、実践力(課題発見力、立案力、調整力)を身に付け、地域社会そして国際社会の公的課題の解決に取り組める人材を養成します。具体的には、将来、民間企業、官公庁、国際機関、NPO/NGOで働くこと、議員として活動すること、あるいは国内外の大学院へ進学することなどを想定して人材育成を行います。このため、本コースでは、政治系科目と政策系科目を中心とする講義科目と、英語開講科目・少人数演習科目を含む各種の実践系科目を設けています。また、公共系大学院への進学を目指す演習科目も用意しています。
政治学・政策学コースでは、法学、経済学の両分野について、基礎的な素養を修得できるよう、カリキュラムを組んでいます。政治学・政策学コースの実践的な応用能力は、何よりもまず、これら既存の学問によって培われる総合的判断力、問題解決能力によって、初めて堅固なものになるからです。
より良い社会を作っていく為には、政治の仕組みを学習するだけでなく、間接的であったとしても、自らが社会や政治とどのように関わっていくかを考える必要があります。また、将来の指針を得るためには、現在に関してだけ学ぶのではなく、過去の経験を分析していくことも不可欠です。そして、日本だけに留まらず、国際的な見地を組み込むことは、多様で寛容な思想や世界を形成する第一歩となるでしょう。政治学がその一助になると信じ、皆さんの積極的な授業参加を期待しています。
21世紀の日本社会は、少子高齢化、情報化のもとでの雇用形態の変容、環境問題の深刻化など、かつて経験しなかった事態に直面しようとしています。こうしたなかで、地域社会の構築、都市生活の再編にかかわる法的・行政的・政治的な諸課題について、新たな観点に立って教育・研究することが必要です。
また国際問題においても、国際社会のグローバル化、ボーダーレス化の進展にともない、世界各地域社会のもつ「多様性」を理解しつつ、国際的な秩序を形成するための原理や規範を形成するための実践的、政策的課題に取り組むことが必要になります。政治的、宗教的、文化的に多元化する国際社会のなかで、社会的な諸問題を解決するためには、言語や習慣、生活様式の地域性を明らかにしていくことも重要です。政策学はこうした国内問題や国際問題を、社会政策や地域研究という視点から総合的に探究します。
本コースは、幅広い社会科学諸分野の教養のうえに、政治学、政策学の専門性を深め、地域社会をリードする人材(学士(政治学・政策学))を養成します。具体的には、将来、民間企業、官公庁(地方自治体・国)に加えて、国際機関、NPO/NGOで働くこと、他にも議員(国・地方)として活動すること、国内の公共系大学院、さらには海外大学院などへ進学することなどを想定して人材育成を行います。